羽生理恵

羽生理恵さん「不調だったとか、衰えたとの見方は少し違うと思っています」

2017/02/12

2016年上半期、普段よりも精彩を欠いた将棋が多かった羽生善治三冠。

王将戦では奪取失敗、そして名人戦では失冠。

棋聖戦と王位戦ではカド番まで追い詰められるも、土俵際で踏み止まって防衛し、王座戦はストレート防衛。

次第に強さを取り戻していった羽生三冠ですが、奥様の羽生理恵さんいわく、「不調」や「衰えた」という見方は違う、とのことです。

20年間羽生さんのもっとも身近にいる方には、あの頃の羽生三冠はどう見えていたのでしょうか?

知られざる一面

その前に、ちょっと前フリがあります。

天才に情緒不安定はつきものだけど、穏やかで紳士的なイメージの羽生さんの知られざる一面です。

時期的には、渡辺明竜王が内部告発の覚悟を決め、島朗理事含む7名の棋士が「三浦九段はクロだ」と判断した、まさにその日ですね。

なんだかよく分からないけど、ぼくがこのツイートを読んで頭によぎったイメージは、「壊れたおもちゃ」でした。

一番身近にいる奥様でも、対処しきれないパズル期の羽生さん。

喚いているわけでも、暴れているわけでもないのに、お子さんを避難させないといけないとは、どんな危険な状態なんだろう?

奥様が見た不調時の羽生さん

将棋界の大スキャンダルを知ってか知らずか不明ですが、奥様のツイートは不調だと言われていた2016年の名人戦頃の話へと話題が移ります。

名人戦を前に、チェスの大会に出ようとするのがいかにも羽生さんらしい発想。

でも、それが裏目に出たみたいですね。


何事にも決して手を抜かない羽生さん。

しかし、息抜きのつもりのチェスが、息抜きどころか余計に息を詰まらせる要因になってる・・・。

奥様曰く、名人戦で佐藤天彦八段(当時)に負けた理由は、「ハードスケジュール過ぎて疲れていた」から。

作戦を考える時間がなかったなら、横歩取りでことごとく負けていたのも納得です。

それでも、過密スケジュールを承知の上で色々な人との交流を大事にするのが、羽生三冠の桁外れの強さの源。

結論として、羽生さんが不調でも、ましてや衰えたわけではないということ。

むしろ、46歳にしてまだ強くなるかもしれないというから、本当に凄い方です。

-羽生理恵