渡辺明竜王がこれまでに将棋で稼いだ金額とは!?
2017/11/14
羽生善治棋聖と並ぶ将棋界の第一人者・渡辺明竜王。
2003年に19歳で羽生善治王座(当時)に挑んで以来、常にタイトル争いの最前線で戦い続け、積み重ねたタイトル獲得数は現在19期(2017年11月13日現在)。
将棋界は勝つものが報われる世界なので、その実績と比例してこれまでにたっぷり稼いできているはずです。
というわけで、渡辺明竜王の今までの賞金・対局料を調べてみました。
渡辺竜王がこれまでに稼いできた金額
(画像:竜王戦中継ブログより)
渡辺竜王は史上4人目の中学生棋士として15歳で四段になり、16歳になる年の2000年4月1日から公式戦に参加しました。
好都合なことに、将棋界は棋士の賞金・対局料ランキングを毎年公表しているので、それを調べれば今までに稼いできたおおよその金額が分かります。
ただし、賞金・対局料ランキングは2012年からは10位まで、それ以前も20位までしか発表されていないため、そのランキングに入っていない2000~2002年については分かりません。
なので、渡辺明竜王が初めてトップ20にランクインした2003年からの賞金・対局料を以下にまとめました(データ引用:wikipediaより)。
すでにサラリーマンの生涯収入より遥かに稼いでいる
年 | 賞金・対局料(万円) | 順位 | 年齢 |
---|---|---|---|
2003 | 1472 | 17 | 19 |
2004 | 2442 | 6 | 20 |
2005 | 6194 | 3 | 21 |
2006 | 5654 | 4 | 22 |
2007 | 8032 | 2 | 23 |
2008 | 6252 | 2 | 24 |
2009 | 5605 | 2 | 25 |
2010 | 6240 | 2 | 26 |
2011 | 8365 | 2 | 27 |
2012 | 7197 | 2 | 28 |
2013 | 10255 | 1 | 29 |
2014 | 6844 | 3 | 30 |
2015 | 4577 | 3 | 31 |
2016 | 7390 | 2 | 32 |
これらを合計すると、しめて8億6519万円なり。
ナンバー2で数千万円は、他のスポーツ選手と比べれば低い気もしますが、庶民には羨ましい限りの数字が並んでいます。
ランキングに入っていなくて不明な2000~2002年の3年間を含めれば、9億近くになっているでしょう。
それに加えて、渡辺明竜王ほどの超一流棋士ならば、講演や出版、メディア出演などの副収入があるはずです。
永世竜王の強み
渡辺明竜王はこれまでの棋歴で、なんといっても竜王獲得通算11期という輝かしい実績を残しています。
竜王戦の賞金は現在4320万円。
将棋界のタイトル戦で最も賞金額の高いタイトルですから、それが見事に反映されているわけです。
渡辺明竜王は1984年4月23日生まれの現在33歳。
サラリーマンの生涯年収がおよそ2~3億円の時代に、30歳そこそこにしてすでに(対局料・賞金だけで)9億円近くも稼いでいるとは(その分、税金もたんまり取られているはずですが...)。
若い頃から年収数千万円稼ぐだけあって、23歳にして一戸建てを買い、その家は棋士仲間から「竜王御殿」と称されるほどの豪邸だそうです。